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有機栽培の持つ意味

有機の食品は、「人間の身体に安心」と思われていますが、それだけではありません。
植物と共生している虫たちにも安全です。
害虫を退治するテントウムシ、土を耕すミミズ、そして植物の交配を行うハチ、
そして害虫を駆除するスズメやツバメなどとも共生する、自然の調和を守ることができるのです。

農薬大国日本

画像「国産が一番安全」と思われている方々は非常に多いと感じます。

しかし、残念ながら日本は、中国に次ぐ、世界有数の農薬大国です。

決して安全な食品事情ではありません。




© 産直むすびから引用

なぜ農薬を使うのか?

画像農家では、農薬を使わなければ、出荷基準を満たす作物が育てづらいのです。

農薬を使わないといけなくなる条件

1)見た目で、農協は、作物の等級を決めます。つまり値段が決まってしまいます。

2)農作業は、草むしり等、体力を必要とする仕事で、農薬を使わないと高齢化に対処ができません。

3)日本は、病害虫が発生しやすい、高温多湿の気候で、農薬への依存度が高くなります。

農薬なしでは育たない果物・野菜

画像特に農林水産省では、我々が食べる野菜は、自然の物とは異なる、「栽培植物」であるという考え方です。

「栽培作物」は、我々人間の好みに合うように、アクや苦味など植物が持っている害虫から身を防ぐ手段を、品種改良という名のもとに、
外敵への防衛術をそぎ落とし、収量や味覚(甘味)に特化し、作物です。

外敵に弱く、病害虫にとっては、格好の餌食です。だから、農薬保護の必要がある、という考え方です。

© 産直むすびから引用

しかし、農薬の基準が海外に比べて甘すぎる現状です

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日本の残存農薬規制は、海外と比較すると、2倍以上の農薬使用まで許容されています。 
 特定非営利活動(NPO)法人 新農薬ネオニコチノイドが脅かすミツバチ・生態系・人間から引用
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農薬の使用基準はありますが、残存農薬が身体にどのような影響があるのか、大変懸念される状態です。

農薬の影響はハチの生命まで脅かしています。

画像ミツバチは、世界食糧の約1/3、全作物種数の約7割の受粉を、支えていると言われます。

植物にとって、不可欠なハチが大きく減少してきています。

日本ではここ2-30年で34%のハチが減少し、最近でやっと回復傾向にありますが、世界的にみるとまだ減少は止まっていません。

原因は、地球温暖化や林の減少も上げられますが、一番影響がありそうなのが、ネオニコチノイド系農薬。

ミツバチには、微量でも脳神経に作用し、方向感覚を失わせます。

欧米では使用禁止になっていますが、まだ、日本では使用が許可されています。

ハチの減少は幅広い影響を及ぼす

画像ミツバチは、果物、野菜、ナッツ生産に、とても重要な役割を果たします。

リンゴ、ミカン、イチゴ、ブドウ、サクランボ、モモ、ブルーベリー、メロン、ナシ、スイカ、カボチャ、タマネギ、キャベツ、キュウリ、アボカド、コショウ、アーモンド、クルミ、コーヒー、チョコレートなど。

これらの作物は全て、ミツバチの受粉に大きく依存しています

乳牛も、ミツバチと密接な関係で、エサの大半は、ミツバチの受粉が必要なアルファルファやクローバーなど、干し草です。

牛乳、バター、チーズも消えてしまうかもしれません。もちろん、牛肉や羊肉だって同じです。

鳥たちの減少に農薬が影響している

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虫を食べている鳥たちも、その影響が出ています。
スズメやツバメは最近の20年間で40%近く減少しています。
もちろん、田畑の減少、カラスの増加等、都市化の影響もあるでしょうが、
農薬を体内に蓄積した虫たちを食用としている鳥たちが、農薬の影響を受けないわけがありません。
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コウノトリが復活した豊岡、トキが復活した佐渡島、いずれも有機栽培に取り組んだ結果が復活のかなめであることをみると、

農薬がいかに鳥たちを苦しめているか、容易にわかります。

まだまだ少ない有機農業

画像農薬が負の側面を持っていることは明白ですが、日本では、形や農業労働問題などに加えて、価格が高い、などの市場コストの影響もあり、

有機栽培はまだまだ浸透していませんが、世界と比べると、農地面積割合は、わずか0.3%、とても低いレベルにあります。

もっと有機を!

画像有機食品は、人間の身体だけに安心なのではなく、自然を支える動植物にも本来の役割と命を守る重要な役割を持っています。

オーガニック(有機)をもっと拡大するために、B-LifeShopではより多くの有機食材を今後も拡大し、幅広く皆様にご提供していきたいと思っております。

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